だから放っておけねーんだよ。








入学式が始まっても、信じられなくてぼーっとしていた。







校長先生の話も、生徒代表誓いの挨拶も。







うそだ、うそだ。







もんもんとさっきの光景が浮かぶ。







まだ夢見てるみたい。







あいつがこの高校に入学するなんて、地球がひっくり返ってもないと思ってたのに!







私の誤算…?







あいつの策略?







同じ高校に入学することを知る由もない私を見下して、心の中で笑ってたの?!







さいってーだわ!







ムカつくううううううう!







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