だから放っておけねーんだよ。
「もうっ知らない!」
私は旭をドンっと突き飛ばし、よろける足で保健室を出た。
悔しさが涙となって現れる。
バカ旭……何もわかってない……!
どんだけ大山さんがあんたのこと考えてたか知ってんの?!
もう幼馴染として幻滅だよ!!
大山さんは本当に旭のことが好きなのに…
全力で走って、急にめまいがしてその場にしゃがみ込む。
目がチカチカする……
やっぱりまだ寝てた方が良かった…?