人間ドール《短編ホラー》
「私の前であの女の話すんな。」
そう怒鳴り散らしトイレを出た。
「な、どうしたのよ弥生……」
どいつもこいつもあの女の話ばっかり。
教室の扉に手を掛けた瞬間
「なぁ、最近弥生ちゃんおかしくね?」
クラスの男子達の声だった
「レオナちゃん来てからじゃね?レオナちゃん可愛いからひがんでんじゃねーの?笑」
「女の嫉妬こえぇー。まぁ弥生っちもともとプライドが高いもんなー」
「てか、レオナちゃんの方が可愛いし今はもうどうでも良くね?」
「お前ヒッデーなー。てゆーな、この前、七瀬がレオナちゃんと一緒にいるの見たんだけどーーwww」
「マジかよw七瀬あいつ最低だろ。てかもうレオナちゃんに夢中になっても仕方ないけどな」
「……死ね」