人間ドール《短編ホラー》
「私より可愛くなりたいんでしょ?私がひと加えしただけですぐ可愛くなっちゃうんだよ?
誰からも好かれるようになる。人気者にもなれる。最もっと人気者になれちゃうのよ?」
にこおっと笑いながら言った。
「確かにそう思った!けど人形に何かなりたくないっっあなたのコレクションには入りたくない!!!!!」
ードスッ
「……え……?」
お腹を見るとじわっと血が滲み出しナイフが刺さっている。
ズキン
「いたぁいイタァいイタい……!!!!!」
ズキン
「えーじゃあどうしろというの?引っこ抜くのもいいけど大量出血して血がなくなると生き生きしなくなるからなぁ
品質が落ちるんだよね……」
ズキン
「え……いやぁ……やめてよ?何考えてんの?……」
ズキン
「ちょっと落ちても弥生ちゃんくらいならいっか!凄いカワイイから……安心して?」
ズキン
「やめ……」