黒薔薇




他のクラスもだんだん騒ぎ出した。





先生達が慌ただしく廊下を急ぐ姿が見えた。





何が落ちたんだ?





鳥か何か?








僕も席を立って窓際に行き確認する。









「...っ!!??」






うそ...だろ。






人間だ。





おそらく人間。






顔から落ちたらしく顔の部分が、ただの肉と化していた。






即死だということは見て取れた。





「誰だ?」



「誰が落ちたんだ?」



「自殺だよね?」






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