黒薔薇
「行くぞ。原田。桜田涼子の部屋はおそらく二階だ。」
「はーーい」
広い階段を上がっていくと、何個か部屋があった。
一個ずつ開けていく。
そのたんびに、原田があれは〇〇のブランドだあ!と騒いだ。
残り二つとなった。
比較的おおきい扉だった。
ここか。
ガチャ
開けると、いままでの部屋と違って少しは生活感があった。
全体的に見て女物の家具だ。
やはりここが、桜田涼子の部屋で合っているようだ。
また、原田がブランドで1人盛り上がっていた。
原田ってこんなにバカ丸出しだったか?
まあいい。原田はほっとくか。
部屋には、ベッドと本棚、デスクと椅子。それにドレッサーとまあ比較的普通だった。
まずは本棚を調べてみた。
なんだこりゃ。