黒薔薇



「送るね。ケータイのアドレス教えて」






「あ、ああ!」






そういえば桜田のケータイの番号とか知らないんだった。






急いでケータイを出して交換をする。





Blackrose@×××





桜田のメアド...





「Blackrose...」





ボソッとつぶやいた声が耳に届いたらしい。





「そう。好きって言ったでしょ?」





「う、うん」





うれしい。すごくすごく。うれしい。





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