ブラックバカラをあなたへ
碧斗は満足気な表情で自分のテリトリーへと戻って行く。




よほど自分の実力に自信があるのだろうか。




私たちの正体を明かす。




それも、あの皇夜に。




それだけは絶対に避けなければならない。




私たちの存在は誰にもバレてはいけない。




それがどれほど信用していて、大切な人達でも。




私たちを狙うやからは多い。




そして、狙われるのは決して私たちだけではない。




私たちと関わり、私たちの弱みと見なされた人も巻き込まれる。




もう二度と、あんな過ちを繰り返してはならない。




だから、絶対、負けてはならない。
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