信じさせて

2-1




「はぁっ…あつい…」


走って階段横の物陰に隠れた私たち

久しぶりに走ったから汗が噴き出してくる


「ふぅ…」

息を整えてから隣にいる地味子を眺める
別に知り合いじゃないと思うんだけど…

「ねぇ、なんで助けたの?私たちお互い知らないよね?」

一番聞きたかったこと。
関係ないことでしょう?

私がそう聞くとその子はしばらく考えてゆっくりと口を開いた




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