不良少女



「全員少しは落ち着いて行動しなよ。

もう、ほとんどの人が山登りしてるけど」



「知ってんなら早く言えよ!

俺、一番早く登ろうとしてたのによ」


マオの言葉に私は溜め息を吐く。


小学生か…!


「なら、早く登りきるよ。


ほんと、ダルい」


私達は歩きながら山の麓に行く。

が…


「岸くん、残念だけど岸くんは先生と一緒にリフトでコテージまで行ってもらうよ」

ハゲに止められてしまった。
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