不良少女
第4章
宝探し 1
「はぁ…」
私は今テントの中にあるベンチに座っている。
にしても、隣でペラペラと言葉を並べるこいつがものすごくウザい。
「宮島煩い。
そんなに元気なら宝探し行ってきたら?」
「やだなー、すっごい体調悪いのにぃ〜」
ケタケタと笑う宮島に舌打ちをする。
「えー、無視?
酷いなぁ、ほんとに俺倒れそ…」
言い終わらないうちにガタッと物音がして、宮島が倒れた。
息も少し荒い。