不良少女



「リカちゃんのせいじゃないから、気にしなくっていいよ…」


「ほら、水飲んで。

あとさ、気づかなかったのは私の責任だから。

私は絶対無責任な事は言わない主義だし、それに面倒事には慣れてるから絶対宮島の今の現状を助けるよ」


やつれて、細くなって、こんな顔色になってまでやり遂げたい “何か” は彼にとって価値のあるものなのだろう。


「保証もねぇくせにふざけてんじゃねぇよ…

俺の何を知ってんな無責任なこと言ってんだ?


そういうのを独りよがりって言うのわかんねぇのか?」
< 159 / 292 >

この作品をシェア

pagetop