不良少女
「リカちゃんのせいじゃないから、気にしなくっていいよ…」
「ほら、水飲んで。
あとさ、気づかなかったのは私の責任だから。
私は絶対無責任な事は言わない主義だし、それに面倒事には慣れてるから絶対宮島の今の現状を助けるよ」
やつれて、細くなって、こんな顔色になってまでやり遂げたい “何か” は彼にとって価値のあるものなのだろう。
「保証もねぇくせにふざけてんじゃねぇよ…
俺の何を知ってんな無責任なこと言ってんだ?
そういうのを独りよがりって言うのわかんねぇのか?」