不良少女
ただただ冷たく私を突き放そうと、今は正常に動く機能を失っている脳と身体。
私が手を離したらすぐにでも崩れてしまいそうなほど儚い。
「こんなボロボロの身体で何が出来るっていうの?
私が半分個してあげる…。
その背負っている負の感情、私が半分背負う。
だから教えてよ、宮島のその何かをさ…」
『自分の事もあるのに、人の負を半分背負ってあなたはもうするの?
恩返しでもして欲しいの?』
もう一人の私が顔を出す。