不良少女
ポンポンと太ももを叩いてここに頭を置くよう指示をする。
「え…?」
「は?
そういうことじゃないの?」
「嘘で言ったんだけど…
あ、顔赤くて可愛い」
ボソリボソリと話す宮島。
そして、性に合わず動揺して顔を赤らめる私。
「〜〜!
いいから、頭乗せてよ!」
案外それ以上は何も言わずちょこんと頭を乗せる。
「俺はさっきリカちゃんが言ってたように、偽りの仮面を被ってたんだ…。
じゃあ始めようかな昔話でも」
目を瞑り物事を思い起こすように話し始めた。