不良少女
俺は妹達が可愛くて、可愛くて何よりも大切だった。
でも、時々2人は全く身に覚えのないおばさんと遊びに行ったりする時があった。
母さんに聞けばただ曖昧に笑うだけでその笑顔を見てると俺はいつも泣きたくなった。
夜が明けてから家に帰ってくる父さん、疲れ果てた母さん。
こんな2人を見ているのがいつの間にか当たり前になっていた。
でも、夏真っ盛りの時父さんは2人を連れていくおばさんと一緒に家に帰ってきた。
俺はこの時、小4だった。