不良少女
「ちょっと‼︎
夏樹、優夏あなた達は私の娘でしょ⁉︎」
手を上げる勢いで、女の人はわすごい剣幕で怒り散らす。
「そんな出来損ないの娘はもういらないだろ。 諦めなさい。
で、お母さんは俺と別れてくれるのかな?」
母さんは2人の言葉で励まされたように立ち、
「もちろんです。
私にはこんな可愛い子供達がいるんだもの。
こっちから貴方なんて願い下げよ」
母さんは涙を拭いてそう答えると、離婚届に記入し、また、別の紙にさっき女の人が言ったことを書いて印鑑を押す。