不良少女
「まぁ、昨日はその女共見つけて色々としてからアルバイト行ってたから寝るのとか遅くなっちゃったんだよねー」
明るく呟いてるけど全然明るくない。
「こんなチャラいのは女の裏側を見つけたいからかなー?」
「じゃあ私も信用されてないんだね。
なら、私に関わらないことをオススメする」
私は立って栄養ドリンクを鞄から出す。
「せいぜい頑張れば?
時給の高いアルバイトが欲しいならまた教えて。
じゃあ」
今日は嵐かもな…。
停電にならなきゃいいけど、なんて場違いか。
空模様のように彼奴の心も読み取れなかった。