不良少女


「は…?」


他抜けな声を出すマオくん。

それは向こうも同じようで口を開けている。


「まさか同じとはね。

どうせあの人の思惑通りでしょ?
気にするだけ無駄でしょ、諦たら?」


特に気にした様子もなくヘッドホンを耳にするリカちゃん。


「あわわ…!

どうしよう凛〜⁉︎」


慌て出して収拾がつかないカナくん。


「リカがいいなら別に気にすることはない」


いつでもどこかズレてる凛くん。
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