不良少女


「あぁ。

綾斗は俺の兄貴だ。


やっぱりお前が華冷だな?」


「リカちゃんから離れろよっ!


もう二度とリカちゃんに近づくな、触れるな。


俺らとは関わるな!」


私と沖田を離れさせようとする奏はいつも以上にキレてる。


「お願いだから、私のことは…私達のことは放っておいて」


心がまた闇に染まる。


私はどれだけ傷つけばいい?

私はどうなってもいいけど、私の周りには何にもしないで…ユキ。
< 197 / 292 >

この作品をシェア

pagetop