不良少女
「これは、私じゃないから。
本当の私は明るくて優しかったんでしょ?」
でも、今の私は彼女のもう一つの人格みたいなもので全く明るくない。
本当は優しくないくせに、彼女に似せようと皆を気遣ってるフリする怪物…
でも、明るく振る舞うのは嫌がる我儘…。
「ねぇ、こんな私じゃもう元に戻れないし、救われないのかな…?」
奏はこのときの事を今じゃこう話している。
あの時言った言葉は君と彼女の本音だったんじゃないかな…?と。