不良少女


そして、俺はまた独りぼっちになった。


そんな生活が俺は嫌で、あの場所から逃げる為に研究所の一部を爆破した。



逃げて、逃げた先にいたのは綾で、厄介者の俺に優しくしてくれた。


『俺らは家族』だって唯一言ってくれた俺の大切な人。


だから…


「そんなの言えるわけないじゃないですか。

リカなら分かるでしょ?
大切な人を失ったらどうしようって気持ち」


「どんな気持ちかなんて忘れちゃった」
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