不良少女


「いいの、これが宿命なんだから」


「リカちゃんそんな事言わないで、頼ってくださいよ」


「そうっすよ、リカさん。

頼ってください、俺は貴方が心配で大切なんです」


こんな雰囲気嫌いだ、リカちゃんが苦しそうにするのも嫌いだ。


「ごめん…」


リカちゃんが謝るのも嫌い。


「僕、飲み物入れてくる」


スッと立ち上がって僕は部屋を出る。


何なの、


「ちょームカつく」


何で俺がこんな思いしなきゃいけないワケ?
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