不良少女
死んじゃえばいいのに、面倒くさい。
どうせ人は1人で生きて、1人で死ぬんだ。
皆、自分が可愛いんだよ。
「あ、合田。 何やってんだ」
後ろを振り向くと沖田が俺を見ていた。
「何か用? 今から飲み物入れるのに忙しいんだよね、俺」
「何かあったのか? キャラ変わってるけど」
「どうでもいいだろ、鬱陶しい」
ほんとイライラする。
キャラ作るのも面倒くさい、何で今に限って沖田に会わなきゃダメなワケ?
こいつが弟じゃなければ、もうちょいイライラしなくて済んだのに。