不良少女


死んじゃえばいいのに、面倒くさい。


どうせ人は1人で生きて、1人で死ぬんだ。


皆、自分が可愛いんだよ。


「あ、合田。 何やってんだ」


後ろを振り向くと沖田が俺を見ていた。


「何か用? 今から飲み物入れるのに忙しいんだよね、俺」


「何かあったのか? キャラ変わってるけど」


「どうでもいいだろ、鬱陶しい」


ほんとイライラする。

キャラ作るのも面倒くさい、何で今に限って沖田に会わなきゃダメなワケ?


こいつが弟じゃなければ、もうちょいイライラしなくて済んだのに。
< 289 / 292 >

この作品をシェア

pagetop