不良少女


俺は彼女の後を付いていくことにした。




「ここだから、早く入って。」


来たのは廃ビルでこいつは迷うことなくスタスタと歩く。


「「花恋 (かれん)さんちわっーす!」」


下っ端であろう人達がこいつに挨拶し始める。


てか、カレン?っていうのがこいつの名前…?


「ん。 あー、今日から私の隣にいるやつは幹部になるから」


「は?」


この女なに言って…?


「助けてあげるって言ってんだから、近くに置いとくに決まってるでしょ?

あんたバカ?」
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