不良少女


「って、あり⁇

皆してどうしたんすか?」


今になって皆がシーンとしていて、凛に殺意を向けられていることに気が付いたのだろう。


「勇希さぁ、空気も読めねぇの?

今から、俺はリカと楽しーくお話しようとしてたんだけど」


キッと睨む凛に勇希はビクビクと怯えている。


「ちょ!

マジで、凛クン怖いっすよ…!
リカさん」


涙目で訴えかけてくる勇希が可哀想になり、


「凛、そういうのやめて。

ほんと気持ち悪い」
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