不良少女


「優しくなかったらアンタ達なんてあの時点で全員見捨ててから」


私達には誰にも言えない過去がいくつもある。


「確かにそうっすね! でも、俺は何があってもリカさんについて行きますよー!」


「ありがとう勇希」


みんなの笑顔の為なら、私は何でもするよ。


『今から、朝礼を開始する。 まだ来てない生徒は急ぐように』


教頭の声でアナウンスされても行く気にはなれないが、


「行かねーとあのババアキレるぞ」


「マオ聞かれてたらきっとブッとばされてたよ」
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