不良少女


私は掴まれた手を振り払って凛と、青龍の奴らを追いかけるように教室を出る。


それに続くように、マオと星夜と勇希も教室を出て屋上に向う。


「困ったお姫様だね、ほんとー」


星夜のつぶやきは私に届かない。








ヒュー

風の音が私の耳に届く。


「ストップ!」


そして、凛と青龍が戦っている場面。

私は最近出してきた中で最高記録であろうくらいの大きな声を出す。
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