不良少女
「ほんとダルい」
私は無言で彼らに近付きあの女嫌いに回し蹴りを喰らわす。
「ゔっ…!」
かなりきいたのかお腹を抱えて倒れこむ。
全く反応しなかった所を見れば差は目に見えているだろう。
「これを見ても私に勝てるの?
総長さんにもしてあげよっか?」
無理矢理口角を上げ、ニコッとする。
そして、彼に近付き思いっきり足をあげる。
「隙が多すぎなんだよ」
私は彼のお腹を目掛けて蹴った。
「〜〜っ!」
蹴りが重かったのか、苦虫を潰したような顔をしている。