不良少女


大切な人を守りたい気持ちは私も同じなんだから。


「それは私より凛に言ってあげてよ」


私は、ただルールに基づいて実行しただけ。

もう凛には時間がないのに、わざわざこんな所にまで来て。


「こんなんじゃ誰も救えない。

私は皆を守りたいのに」


星夜、マオ、勇気の顔を見て、誰1人見逃さないように、零さないように。


「僕は守ってもらったよ。

それに守られるだけなんて、真っ平ごめんだからねぇ〜」


「俺も、もうリカさんくらい守れるっすよ!」
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