不良少女
「どーすんだよ。
トップお前なのによー」
マオの言葉に私は苦笑いする。
どうするもなにも、青龍達に見つからない様にするのに越したことはない。
「あ、リーダー‼︎ どうすんすか?
一応全員に口止めはしましたけど、バレるのは時間の問題っす!」
下っ端のリーダー的な存在の槙田 壮太 (まきた そうた)が細々とした事を手回しをしてくれたらしく、今から私達がしようとした事を先回りしてやってくれた。
「やっぱり?
もう、暴走族に関わりたくないんだけどね…」