不良少女
「私、人と歩くのなんて久しぶりですっ!」
さっきまでの泣き顔が嘘みたいに笑顔になっている。
ほんと、眩しいんだよお前は。
俺は今日あった事を全部俊に話した。
そしたら、俊は
「じゃあお前が一生守るって覚悟あんだな」
「は?」
なんで一生守んだよ、今日ちゃんと言ったんだから彼奴らはもうなにもしないだろ。
「守んだろ?
だから助けたんだろ?」
確かに助けたけど、だからもうそんな事しないだろって。