俺と結婚しろよ!
そして次の日……。
賢ちゃん、どんな服が好きなんかな。
甘めかな?
それとも、甘辛かな?
悩みに悩んで、ショートパンツにする。
少し子供っぽいかな?
そう思い、肩までの髪を少し巻く。
あたしは完全に恋する乙女モード。
賢ちゃんはチャラいから、きっと誰とでも簡単にデートするだろうに。
分かっていても、抑えられないんだ。
マンションの下まで迎えに来てくれた賢ちゃん。
少し頬を染め、
「咲良、それはねぇだろ」
なんて言う。