俺と結婚しろよ!





こうなったらだんまりを決めてやる!!

そう言ってフロントガラスを睨んだ時、




「咲良、心配してくれてんのか?」




賢ちゃんの言葉に飛び上がる。




あぁ、駄目だ、バレバレだ。

だけどあたしは負けない。





「心配ってなに?

なんで賢ちゃんを心配しないといけないの?」




ヤケになって言う。




「賢ちゃんは何も教えてくれないから、あたしは心配することなんて何もない!」




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