俺と結婚しろよ!





賢ちゃんの頬を引っ張りながら、あたしは笑っていた。

笑いながら、なんだかホッとした。




かっこいいステージに、完璧なパフォーマンス。

手の届かないような存在なのに、目の前にいるのは賢ちゃんだ。

あたしの大好きな、賢ちゃんだ!





賢ちゃん、あたしの気持ち、分かってやっているのかな。

あたしを安心させようとして、いつもの馬鹿をやってるのかな。



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