俺と結婚しろよ!
二次会を二人でする。
もちろん、どんな意味か分かっていた。
そして、案の定連れてこられた場所は、とあるホテルの部屋。
玄さんは、ソファーに座って煙草に火を点ける。
そんな余裕な彼を見て、あたしの鼓動は最高潮に達した。
もう少し、もう少しであたしは玄さんの彼女になれる!
「先にシャワー浴びな」
そう言った玄さんに、
「あたし、期待してもいいんですよね?」
耐え切れず言っていた。
玄さんは怪訝な顔であたしを見る。
「期待?」
「はい。あたし、玄さんが好きなんです!
あたし、彼女になれるんですよね?」