俺と結婚しろよ!





「村木さんいなくなったし、飲み直しする?」



大輝の言葉に、



「ごめんっ!あたし、用事!!」



返事をして、あたしは駆け出した。




地面を蹴る足。

そのうち宙に浮かんでしまいそう。

なぜだか分からないけど、嬉しくて嬉しくて。

また、賢ちゃんと笑いたいって思ったんだ。





さっき村木さんに忠告されたばかりなのに。

そんなこと、あたしの頭から吹っ飛んでいた。




< 66 / 451 >

この作品をシェア

pagetop