花火
真母「玲奈ちゃんが、真司郎にさっき会いに来てたんです。」
玲母「へ?」
玲奈のお母さんは、驚きのあまりに言葉を失ったようだ。
俺が泣いて言葉を発することが出来ない代わりに、母さんが説明してくれていた。
真母「真司郎と公園でさっきまで遊んでたんですよ?で、最後に、真司郎をよろしく、と私に言い残して去って行きました。」
玲奈のお母さんも「そうだったの…」と言いながら、涙で溢れていた。
玲母「そういえば、真司郎くん。
玲奈が夏祭りを楽しみにしていて、前もってお手紙を書いてたみたいだから、見てくれるかしら?」
真「はい。もちろん。」