花火
俺は玲奈のお母さんから、 手紙の入った封筒を渡された。
涙で滲む視界の中、頑張って手紙を読む。
手紙の内容は、
''真司郎へ
夏祭り、一緒に行くって言ってくれてありがとう。
本当に嬉しかったよ!
真司郎の浴衣姿楽しみだな。
真司郎とは昔から幼馴染として仲良くしてもらってたけど、本当に真司郎のことが好きです。
いつも、勘違いしちゃう、って言ってるけど、勘違いしてくれていいんだよ?(笑)
でもそういう鈍感なところも大好き。
真司郎は優しいから、いつも甘えちゃうけど、許してね?(笑)
来年も、また次の年も、そのまた次の年も、年を取っても、真司郎と二人で夏祭りに行きたいなって勝手に思ってます。
なんかラブレターみたいな感じになっちゃったな〜(笑)
あ、言っとくけど、私の真司郎への「好き」は、loveの方です。
言わないと勘違いされちゃうので言っとくけど。
長くなっちゃってごめんね。
最後に…
これからもよろしくね!
大好き!
玲奈より"
といった内容だった。