私、先生と付き合ってます。

翌日から、私は更に相田主将と過ごすようになった。

許可したものの、不愉快なのか、先生はたまに睨み付けては舌打ちしている。

ある日、私は休み時間に、先生に理科準備室に呼ばれた。

先生はめっちゃ機嫌悪くて…。

「先生…私何で呼び出されたんですかね？」と私は言って先生の前に椅子を置いて座った。

「喧嘩売ってんのか？」と言われた。

「…機嫌悪いですね？」と私が言うと、黙れと言わんばかりに唇を塞がれた。

離してと抗議をしてみたものの、却下され、更に深い口づけをされる。

息が出来なくなるー

私はそれだけで溶けそうになる。

「お前は俺の女だ…」と唇を離した先生は耳元で囁く。

私は顔を真っ赤にした。

「いくら俺でもそんなに心広くないぞ」とドスの効いた声で言われてしまった。

「…わかってます…けど…」と私が言うと、

「俺だってわかってんだ。けど、お前のことになると気が動転しそうになるんだ」

先生の切なそう声が耳に強く響く。

私はただごめんなさいとしか言えない…

その日の夕方ー部活。

相田主将の様子は…かなりおかしい!?

ホントにダメなんだ…この人。

私なりに考えて…1つ案は浮かんだ。

試してみる価値はあるかな？

そして私は、相田主将に今週の休みにデートしてほしいとダメ元で言ってみた。

「デート？三咲ちゃんからそんなこと言ってもらえるなんて…嬉しいね～いいよ」と笑顔で快諾。

クソぉ、やっぱり、チャラいてか軽い。

「良かった!!じゃぁ、よろしくお願いいたします」と私は言って練習を始めた。

しばらく練習して…うん!?なんか違和感…

体が痛い…ような気がする。反応も鈍ってる!?

どうしよう？私は周りを見渡してSOSを送ってみるけど…誰も気づいてくれない…。