私、先生と付き合ってます。
そして、迎えるテスト当日ー
一日目の、一限目は現国だ。
まぁ、行けるだろ…得意だし。そう思ってたーけど、期待は見事に裏切られた。
いざ、問題を開いてみると、案外難しい。
さすが特進…。応用問題も多く、教科書に載っていないようなことまで問題になってる。
改めて自分の浅はかな考え方を悔いた。
けど、有り難いことに、ヤマを張ったところがほとんど出ていて、私のペンはサクサク進んだ。
チャイムがなる頃には、見直しまできっちり出来る、ペース配分完璧だった。
終わりのチャイムがなり、回収…皆は次の科目のノートや教科書を見ている。
私はそんななかで、「どうだった?」と飛鳥に聞いてみた。
このクラスで取るテストの点数、成績は進級に大きく関わる。
ここで、悪い点数を採れば、クラスが特進から、普通のクラスにランクが下がる。
そうなれば、やはり、全体の評価も少し落ちる…。卒業は出来るにしても、周りの目は厳しくなり、先生や生徒からは痛い視線を送られる。
それだけは何としても避けたい…。
誰もがそう思ってるはず。けど、意外にも飛鳥の回答は…
「ウーン、難易度かなり高かったぁ~来年も同じクラスではいれないかもしれない…」だった。
嘘でしょ…!?何で…?下がっても良いってこと?
「…そんなに悪かったの?」と私は言った。
「自己採点してみないとわかんないけど、赤点ギリかも。手応え全くなかったぁ~。三咲は?」と飛鳥は言う。
嘘!?あの飛鳥が?まさか…と思ったけど、真顔で言うもんだから、信じてしまう。
「まあ、これくらいなら大丈夫かな?私は自己採点しないけど。する気ないし…」と私が言えば、「さすが~」と言われた。
いや、そんな下手な点数じゃないっしょ!あの問題…
そんなこと考えてると、あっという間に、
二限目が始まった。 英語だ。
あぁ、英語ね…普通。
問題を開いたー半分以上リスニング…ラッキーじゃん!!
私、英語はリスニングの方が得意なんだ!
リスニング問題をサクサク解いた。その後も英語はチョロく終わってしまった。
何度も見直ししたけど…後半時間は余りまくったので、回答用紙の下のフリースペースら辺に英語で授業の感想を書いといた。
チャイムがなり、回収…。
今度は飛鳥が「どうだった?」と聞いてきた。
飛鳥は英語はまだマシらしい。
「チョロいね!後半暇すぎて、英語で授業の感想を書いてたよ…」と言いながら笑うと、周りから『はあ?』と言うような痛い視線が突き刺さる。
あえて空気読めないフリをする。
「さっすがぁ~三咲!私も英語は大丈夫そうだよ!」と飛鳥が言ったので、多分私も飛鳥も悪くないだろう…。
次は…古典か…てか、一日に何で国語が二回もあるんだよ!めんどくさい…。
私はトイレに行って…戻ってきて、お茶飲んで席についた。
三限目が始まった。古典…。
相変わらず、漢文や訳のわからん難しい問題が連なる。
問題を読むのさえ、億劫だ。けど…まぁ、それなりには解けた。多分これも大丈夫!
チャイムがなり、無事回収…。
「はぁぁ~やっと一日目終わったぁ~」と嬉しそうに言いながら伸びをしている飛鳥。
「だねぇ~終わったね!明日に向けて、ケーキでも食べに行く?」と言えば、「行く~」と元気に返ってきたので、私たちは早々と帰り支度をして、学校を出た。
制服のままケーキ屋さん?というか、カフェに入った私たちは、ケーキセットを注文して、お喋りを楽しんだ。
飛鳥の彼氏の話が面白くて…何時間もあっという間に過ぎていた。
ふと、スマホを見ると、『お疲れ様~』と先生と相田主将から来ていた。
二人に同時送信で『お疲れ様です!!今明日に備えて、飛鳥と二人でケーキ食べてます』と送って見た。
先生からは、『さっさと帰って勉強しろ!!』と返ってきたので、無視してやった。
一方、『糖分、息抜き必要だもんね~』と相田主将からは帰ってきたので、『帰ったらまた連絡するので、今日も一緒に勉強してくださーい!!』と送った。
そしたら返信は一言、『ラジャー』
そして、しばらくして私たちは家に帰った。
私はまた相田主将と勉強を始めた。
明日も三限ある。三教科を一気にするのはホントに疲れる。
って、まあ、明後日も三教科あるんだけど。
「三日連続で三教科って、きついですよね~」と私が言えば、「だな。けど、俺、特進じゃないし…普通でいいし…別に誰からも何も言われないから気にしてない」と言われた。
そうだよね…相田主将と私じゃ、テストの重みが違うんだ…
「そんな顔すんなよ…プライド持ってるんだろ?成績良いってことに…!」と相田主将は言って優しく頭を撫でてくれた。
「そういや、明日か?理科総合…」と相田主将。
「明後日、最終日の最後です…」と私が言えば、「なら、まだ時間あるね。明日、仕上げよ?今日は理科のことは考えないようにね?」と相田主将に言われて私は頷いた。
私は明日の科目の勉強をする。明日は3限とも社会の日。 地理、日本史、世界史だ。
ほぼ嫌がらせだけどね。
まあ、社会なら大したことない…。
ふと、相田主将の方を見ると、だいぶ、唸っている。
「明日は苦手科目ですか?」と私が聞けば、「数学、英語、古典…史上最悪に苦手科目だよ…」と相田主将は言った。
なるほどね。明日はじゃあ、地獄なんだな。(笑)
「お疲れ様です」と私が言うと、「三咲ちゃんは大丈夫?」と言ってきた。
「もちろんですよ!社会ですから」と私は言った。
「何?余裕な訳?」と相田主将。
「そこまでは…けど、地理、日本史、世界史ですからねー。多分大丈夫かと」と私が言えば、頭を撫でられた。
社会はどちらかと言えば得意なんだよね。私…。
一日目の、一限目は現国だ。
まぁ、行けるだろ…得意だし。そう思ってたーけど、期待は見事に裏切られた。
いざ、問題を開いてみると、案外難しい。
さすが特進…。応用問題も多く、教科書に載っていないようなことまで問題になってる。
改めて自分の浅はかな考え方を悔いた。
けど、有り難いことに、ヤマを張ったところがほとんど出ていて、私のペンはサクサク進んだ。
チャイムがなる頃には、見直しまできっちり出来る、ペース配分完璧だった。
終わりのチャイムがなり、回収…皆は次の科目のノートや教科書を見ている。
私はそんななかで、「どうだった?」と飛鳥に聞いてみた。
このクラスで取るテストの点数、成績は進級に大きく関わる。
ここで、悪い点数を採れば、クラスが特進から、普通のクラスにランクが下がる。
そうなれば、やはり、全体の評価も少し落ちる…。卒業は出来るにしても、周りの目は厳しくなり、先生や生徒からは痛い視線を送られる。
それだけは何としても避けたい…。
誰もがそう思ってるはず。けど、意外にも飛鳥の回答は…
「ウーン、難易度かなり高かったぁ~来年も同じクラスではいれないかもしれない…」だった。
嘘でしょ…!?何で…?下がっても良いってこと?
「…そんなに悪かったの?」と私は言った。
「自己採点してみないとわかんないけど、赤点ギリかも。手応え全くなかったぁ~。三咲は?」と飛鳥は言う。
嘘!?あの飛鳥が?まさか…と思ったけど、真顔で言うもんだから、信じてしまう。
「まあ、これくらいなら大丈夫かな?私は自己採点しないけど。する気ないし…」と私が言えば、「さすが~」と言われた。
いや、そんな下手な点数じゃないっしょ!あの問題…
そんなこと考えてると、あっという間に、
二限目が始まった。 英語だ。
あぁ、英語ね…普通。
問題を開いたー半分以上リスニング…ラッキーじゃん!!
私、英語はリスニングの方が得意なんだ!
リスニング問題をサクサク解いた。その後も英語はチョロく終わってしまった。
何度も見直ししたけど…後半時間は余りまくったので、回答用紙の下のフリースペースら辺に英語で授業の感想を書いといた。
チャイムがなり、回収…。
今度は飛鳥が「どうだった?」と聞いてきた。
飛鳥は英語はまだマシらしい。
「チョロいね!後半暇すぎて、英語で授業の感想を書いてたよ…」と言いながら笑うと、周りから『はあ?』と言うような痛い視線が突き刺さる。
あえて空気読めないフリをする。
「さっすがぁ~三咲!私も英語は大丈夫そうだよ!」と飛鳥が言ったので、多分私も飛鳥も悪くないだろう…。
次は…古典か…てか、一日に何で国語が二回もあるんだよ!めんどくさい…。
私はトイレに行って…戻ってきて、お茶飲んで席についた。
三限目が始まった。古典…。
相変わらず、漢文や訳のわからん難しい問題が連なる。
問題を読むのさえ、億劫だ。けど…まぁ、それなりには解けた。多分これも大丈夫!
チャイムがなり、無事回収…。
「はぁぁ~やっと一日目終わったぁ~」と嬉しそうに言いながら伸びをしている飛鳥。
「だねぇ~終わったね!明日に向けて、ケーキでも食べに行く?」と言えば、「行く~」と元気に返ってきたので、私たちは早々と帰り支度をして、学校を出た。
制服のままケーキ屋さん?というか、カフェに入った私たちは、ケーキセットを注文して、お喋りを楽しんだ。
飛鳥の彼氏の話が面白くて…何時間もあっという間に過ぎていた。
ふと、スマホを見ると、『お疲れ様~』と先生と相田主将から来ていた。
二人に同時送信で『お疲れ様です!!今明日に備えて、飛鳥と二人でケーキ食べてます』と送って見た。
先生からは、『さっさと帰って勉強しろ!!』と返ってきたので、無視してやった。
一方、『糖分、息抜き必要だもんね~』と相田主将からは帰ってきたので、『帰ったらまた連絡するので、今日も一緒に勉強してくださーい!!』と送った。
そしたら返信は一言、『ラジャー』
そして、しばらくして私たちは家に帰った。
私はまた相田主将と勉強を始めた。
明日も三限ある。三教科を一気にするのはホントに疲れる。
って、まあ、明後日も三教科あるんだけど。
「三日連続で三教科って、きついですよね~」と私が言えば、「だな。けど、俺、特進じゃないし…普通でいいし…別に誰からも何も言われないから気にしてない」と言われた。
そうだよね…相田主将と私じゃ、テストの重みが違うんだ…
「そんな顔すんなよ…プライド持ってるんだろ?成績良いってことに…!」と相田主将は言って優しく頭を撫でてくれた。
「そういや、明日か?理科総合…」と相田主将。
「明後日、最終日の最後です…」と私が言えば、「なら、まだ時間あるね。明日、仕上げよ?今日は理科のことは考えないようにね?」と相田主将に言われて私は頷いた。
私は明日の科目の勉強をする。明日は3限とも社会の日。 地理、日本史、世界史だ。
ほぼ嫌がらせだけどね。
まあ、社会なら大したことない…。
ふと、相田主将の方を見ると、だいぶ、唸っている。
「明日は苦手科目ですか?」と私が聞けば、「数学、英語、古典…史上最悪に苦手科目だよ…」と相田主将は言った。
なるほどね。明日はじゃあ、地獄なんだな。(笑)
「お疲れ様です」と私が言うと、「三咲ちゃんは大丈夫?」と言ってきた。
「もちろんですよ!社会ですから」と私は言った。
「何?余裕な訳?」と相田主将。
「そこまでは…けど、地理、日本史、世界史ですからねー。多分大丈夫かと」と私が言えば、頭を撫でられた。
社会はどちらかと言えば得意なんだよね。私…。