私、先生と付き合ってます。
「それでね、今度、ウチに遊びに来てほしいんだ。お父さんとお母さん、待ってるからね!」と私が言うと、「ほんとか?」と先生は嬉しそうに笑った。
「先生、大好きです。まだ卒業するまでありますけど…私が卒業するまで、ちゃんと待っててくださいね?」と私が笑うと、
「もちろんだ。お前こそ、浮気すんなよ!!」と言われて、私たちは笑い合った。
「しばらく逢えないな…」と先生が言う。
「学校では…でしょ?」と私は呑気に返してみる。
「えっ…?あっ…あぁ」と曖昧な先生の返事に私は笑った。
「すぐに逢えますよ。部活で」と私は言った。
掃除を何とか終えた私は、先生に抱きついた。
「大好きです!!」って。
そんな私を優しく抱き締めてくれる先生。
先生の香りが私を包んだ。
しばらくして、先生が送っていくと言ってくれて、送ってもらうことになった。
家について、「だだいまー」と声をかけたんだけど…
お母さん、昨日のことあってか、返事してくれないんだよね。
はぁぁ、お父さん、早く帰ってかないかな~
なんて考えてると、「だだいまー」とお父さんが帰ってきた。
グットタイミング!!と思ったのは私だけだったみたいで、私を無視して、
「あら、あなたおかえりなさい」とお母さんが出てきた。
「何ぼっと突っ立ってるのよ!!ご飯できてるから早く入りなさい!!」とお母さんは怒り気味に私に言った。
やっぱりまだ怒ってるのね。そりゃね、彼氏が担任の先生だなんて言われて納得出来るはずないけどね。
だからって、そんなにあたらなくてもいいじゃない。
私は無言で廊下を歩く。
その後ろをお父さんはついてきた。
洗面所に着いたとき、「三咲、気にするなよ。俺が絶対説得してみせるから…辛いだろうけど耐えて」とお父さんはコソッといってくれた。
「ありがとう、お父さん」と私は言った。
手を洗って、部屋にいったん戻って着替えて降りてきて、食卓に着いた。
相変わらずお母さんは無言で黙々と食事をしている。
正直、いづらい。けど、逃げるわけにもいかない…
どうすればいいんだろう?
「三咲、明日から夏休みだな。予定はあるか?」とお父さんは聞いてきた。
「特に無いよ。部活くらい…」と私が言うと、
「そうか、今度まとまった休みが取れそうでな…則子と二人で夫婦旅行してこようと思うんだが…行ってきてもいいか?」とお父さんは言った。
えっ、私は参加出来ないの?
と思いながらも、お父さん、何か考えがあるんだろうと思って頷いた。
「毎日頑張ってるんだ。則子だってたまには休んでいい。だから息抜きがてらに一緒に旅行しよう」とお父さんはお母さんの方を見ていった。
「そうね。ありがとう」とお母さんは笑った。
なんかとても複雑な気持ちにはなったけど…
仲良しで羨ましい。
楽しんできて。心からそう思って私は言った。
こう見えて、私は料理も家事も大体のことは完璧にこなせる。
だからこそ、心配されてないかもしれない。
けど…夜が少し怖いのよね。一人は…。
お父さんはお父さんなりに考えて、私のために、お母さんを説得してくれようとしている。
と言うことは…もしかして、この旅行でも何か考えてくれてるのかもしれない。
「日にち決まればまた言うからな。それまでに、先生と折り合いつけといてくれよ」とお父さんは言った。
お母さんはホントに嬉しそうに笑っていた。
「先生、大好きです。まだ卒業するまでありますけど…私が卒業するまで、ちゃんと待っててくださいね?」と私が笑うと、
「もちろんだ。お前こそ、浮気すんなよ!!」と言われて、私たちは笑い合った。
「しばらく逢えないな…」と先生が言う。
「学校では…でしょ?」と私は呑気に返してみる。
「えっ…?あっ…あぁ」と曖昧な先生の返事に私は笑った。
「すぐに逢えますよ。部活で」と私は言った。
掃除を何とか終えた私は、先生に抱きついた。
「大好きです!!」って。
そんな私を優しく抱き締めてくれる先生。
先生の香りが私を包んだ。
しばらくして、先生が送っていくと言ってくれて、送ってもらうことになった。
家について、「だだいまー」と声をかけたんだけど…
お母さん、昨日のことあってか、返事してくれないんだよね。
はぁぁ、お父さん、早く帰ってかないかな~
なんて考えてると、「だだいまー」とお父さんが帰ってきた。
グットタイミング!!と思ったのは私だけだったみたいで、私を無視して、
「あら、あなたおかえりなさい」とお母さんが出てきた。
「何ぼっと突っ立ってるのよ!!ご飯できてるから早く入りなさい!!」とお母さんは怒り気味に私に言った。
やっぱりまだ怒ってるのね。そりゃね、彼氏が担任の先生だなんて言われて納得出来るはずないけどね。
だからって、そんなにあたらなくてもいいじゃない。
私は無言で廊下を歩く。
その後ろをお父さんはついてきた。
洗面所に着いたとき、「三咲、気にするなよ。俺が絶対説得してみせるから…辛いだろうけど耐えて」とお父さんはコソッといってくれた。
「ありがとう、お父さん」と私は言った。
手を洗って、部屋にいったん戻って着替えて降りてきて、食卓に着いた。
相変わらずお母さんは無言で黙々と食事をしている。
正直、いづらい。けど、逃げるわけにもいかない…
どうすればいいんだろう?
「三咲、明日から夏休みだな。予定はあるか?」とお父さんは聞いてきた。
「特に無いよ。部活くらい…」と私が言うと、
「そうか、今度まとまった休みが取れそうでな…則子と二人で夫婦旅行してこようと思うんだが…行ってきてもいいか?」とお父さんは言った。
えっ、私は参加出来ないの?
と思いながらも、お父さん、何か考えがあるんだろうと思って頷いた。
「毎日頑張ってるんだ。則子だってたまには休んでいい。だから息抜きがてらに一緒に旅行しよう」とお父さんはお母さんの方を見ていった。
「そうね。ありがとう」とお母さんは笑った。
なんかとても複雑な気持ちにはなったけど…
仲良しで羨ましい。
楽しんできて。心からそう思って私は言った。
こう見えて、私は料理も家事も大体のことは完璧にこなせる。
だからこそ、心配されてないかもしれない。
けど…夜が少し怖いのよね。一人は…。
お父さんはお父さんなりに考えて、私のために、お母さんを説得してくれようとしている。
と言うことは…もしかして、この旅行でも何か考えてくれてるのかもしれない。
「日にち決まればまた言うからな。それまでに、先生と折り合いつけといてくれよ」とお父さんは言った。
お母さんはホントに嬉しそうに笑っていた。