Blood honey



――――MEBUH第2煉



私達のいるこの組織は"MEBUH"。簡単に言ってしまえば暗殺組織。
それもかなりの役者揃い。
隊長となれば大体誰もが知っているような有名な奴ばかり。


因みに、私の地位的には隊長の次。
名前はシルビア・ラゴット
別名「ブラッディ・ハニー」



「どういう事ですか、ギルリア隊長。」


「説明してやるから取り敢えず、その怨念取り巻く殺気を仕舞えι」


カナメ隊長の話を聞き、組織に戻って世話担当のギルリア担当を問い詰めた。




「実はな、人不足でお前に頼むしかないんだよ。
相手も同年だし、まだいいだろ?」


「……そう言う問題じゃありません(怒
大体、同年ならソルディアとイヴがいるじゃないですか。」


「イヴは出張、奴は拒否った。」



……殺す。



「…だったら拒否は認められるんですね?」


「認めない。」



…………うん、やっぱアイツ死刑。



「ソルディアはいいのに、私は駄目なんですか?」


「あー…ι
それがな、アイツ今行方不明なんだよ。
たぶんイヴを追いかけたんだろーけど…。」



Σな、なんだってーーーー!?
ソルディアの野郎…!!




「……仕方ないですね、わかりました…ι
引き受けましょう。」



「悪いな。
これがソイツについての書類だ。
明日が顔合わせだから今日はもう帰っていいぞ。」



「了解しました。」


部屋を出た時に抱きついてきた、グラジオラス隊長を蹴り飛ばし、部屋の外で立ち聞きしてたカナメ隊長を一発殴った。




「いきなり抱き着かないで下さい、グラジオラス隊長。そして立ち聞きなんて悪趣味ですよカナメ隊長。」


「…あ、相変わらずいい蹴りだなシルビア(泣)」


「俺、顔命なのに…」


「じゃあ死ねばいい。
隊長の座は私に任せて早く逝って下さい。」


サラッと毒舌を吐くシルビア。



「Σ( ̄□ ̄;;)
ひ、酷ッ!泣いちゃうよ!?俺!」


「勝手に泣いてろ。」


「Σうわーん!!マリアー!!」


カナメ隊長は泣きながらマリアさんに抱き付く。

マリアさんは救護隊の幹部でカナメ隊長の奥さんだ。



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