貴方に恋をしました。

〜通学中〜

桜が舞う春。いつも通りの通学路を歩いている私達4人。 

悠愛「おはよ。琉歌ちゃん。」

話を掛けてきたのは幼馴染の悠愛。
恥ずかしがり屋でネガティブな子。
私の唯一の親友。美少女でクラスからモテる

悠愛「琉歌ちゃん。私、不細工過ぎて周りからは『キモーイ』とか言われてるよね…。あー、死んじゃいたい。」

ね。ネガティブでしょ?こんなに可愛いのに。

琉歌「簡単に死んじゃいたいてっ言っちゃダメだよ。」

悠愛「はーい。でも、不細工なのは事実。」

嵐「なーに、馬鹿な事言ってるの?悠愛?」

ははは。嵐は悠愛の事をいつもいじめてる。だって嵐、悠愛の事好きだからね。悠愛も好きだから、両思いてっ事。恋愛なんて私には、一切縁ないわ。(苦笑い)

悠愛「らっ、らんくん?」

嵐「おう。悠愛、おはよ。」

悠愛「おっ、おはよ。嵐くん。」

龍「何やってんの?」

と言ったのは龍。この4人は保育園の頃からずっと一緒なんだ。だから毎日この4人で登校してる。


「また、いじめてるの。本当可愛いよね。悠愛」ボソッ
 

龍「ははは。また、夜が大変だー。」ボソッ

と棒読みで言う龍。何故夜が大変かって?それはね、嵐は表では悠愛をいじめてるけど裏では凄く悠愛の事心配してるから。

てっ感じいつも登校している。女子と男子に騒がれながら。


変わりのない登校だった。

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