貴方に恋をしました。

〜安道朔弥〜

「んっ…?琉歌ちゃん…。」

ベットの上に頭を乗せて寝ていた。

だるくないから大丈夫だね!熱もないし!

「ん?なんで俺Tシャツなんだ?」

・・・・・・。

「ま、まさかっ?!!琉歌ちゃん?!」

顔が熱くなった。

琉歌「んっ…。安道?大丈夫?!」

いきなり琉歌ちゃんが起きてきた。

「うん!大丈夫だよ。ありがとう。」

琉歌「いいよ。」

ん?琉歌ちゃん何か考え事してる?

琉歌「ねぇ…安道?」

「何?」

琉歌「あのさ、私の傍に居なくても大丈夫だよ。てか、迷惑なの!!」

手が震えてる。

「俺は、琉歌ちゃん迷惑なんて一言も言ったこと無いし思った事もないよ?琉歌ちゃん深く考え過ぎだよ!!」

琉歌「違う!!違うのよ…。安道の恋応援するって言ったのに、私応援してないじゃん!『傍に居てあげるから』って私の為だよね?安道は悠愛が好きなのに…。私の傍に居たって安道が苦しむだけなんだよ!1人で平気だから」


「琉歌ちゃん、じゃ何で手震えてるの?寒いから?いや、違う!!怖くて寂しいんでしょ?誰も居なくなって本当の自分の姿を知ってくれる人が居ない。1人で平気なんて只の綺麗事でしょ?誰にだって1人は寂しい。後さ琉歌って泣くの我慢してるよね?我慢なんてしなくていい。泣かないからって強い訳じゃない。泣くから人間なんだ!」

俺はちょと怒鳴ってしまった。

琉歌「私の気持ちも知らないでそんな事いわないでよ!!ごめんなさい。出てって」

「謝らなくていい。自分も悪かったごめん」

俺は、琉歌ちゃんの家を出た。
< 29 / 53 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop