貴方に恋をしました。
5年後…。
桜が舞う季節。
「パパ~!桜だよ~!」
そうなんです。
俺は愛する人を見つけ子供ができた。
名前は『琉』女の子。そう、琉歌の『琉』
俺の妻にいいよ!と言われたのでその名前にした。
もちろんあの人のことは忘れない。
「だな~!」
琉「何処行くの?ママ~!」
ママ「パパの大切な人のところよ。」
「さぁ~!つくぞ!」
琉「公園だぁ~!」
俺はもう一度土を掘って妻にも見せた。
手紙をじっくり読んでいたら
ママ「まだ、入ってるよ?あら!袋もある!」
そう言って渡してくれた。
こんなのあったのか?!
読んでみよう。
『朔夜と彼女さんへ
今、どうしてますか?子供がいますか?
彼女さんがいますか?彼女さんにこれをプレゼントします。どうぞ受け取ってください。子供達を笑顔にしてくださいね!』
琉歌らのプレゼントはネックレスだった。
ありがとう。琉歌
俺は元気だよ。子供もいるよ。
笑顔で暮らしてるよ。
俺は今でも貴方のことを忘れません。
俺は貴女に恋をしていたから。
いや、俺は……
『貴方に恋をしました。』