ライラックの蓋棺




出来る限り働き、条件が良ければ魔女の所へだって行った。



しかし10代前半の少女に金を出してくれる所など数える程しかなく、契約金を払ってくれない人も少なくなかった。



それでも、私は彼に会いたいのだ。



疲れた身体を癒すようにベッドになだれ込む。



……おやすみなさい、ディラ。



きっと『あの日』までには、貴方を見つけるわ。


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