【短編】おかん彼氏 ✕ サボリ魔彼女
「お邪魔します。」


俺もつられて微笑みながら、ぺこっと頭を下げて中に入る。


玄関を突き進んで、すぐ左にあるドア。


“あおいのへや"

なんて可愛らしく書かれた木の看板が下げられた部屋。



コンコン


「…………入るぞ。」


どうせノックなんてしても返事はないから、

あえて返事は待たずに中に入った。


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