ほら、そうやってすぐ死ぬ。
スキップをする。
身体が軽く、まるで大草原の中にいる1人の少女だ。
家は貧しくて、でも幸せいっぱいの少女。
そんな少女はある日、聞きなれない音を耳にする。
その音が何なのかはわからない。
音のなる方へ走っていくと、そこには1本の大きな木がある。
その木陰で大木にもたれかかった1人の男の子が優雅にバイオリンを弾いている。
そして、私はその素敵な音色に魅了され、近づく。
曲は終盤を迎え、朝焼けのように優雅にで静かに終わる。
そして、目が合う。
ファーストコンタクト。
とくんっ。
その瞬間、私は恋に堕ちていた。