好きって、伝えたら
神様、いるのならお願いします。
時間を戻して下さい…
さっき言った事を訂正します。
『なら、早く行くぞ。』
「へっ…あ、ちょっと待ってよ!」
急いでスクバに筆箱を入れてチャックを閉めて、美眞を追いかける。
ったく、何なの!
これがあの子ならちゃんと待つんでしょうね!
自分が好きな人には、コイツは優しいんだ。
あの集団といる時みたいな笑顔を、私には決して見せてくれない。
きっとこの先、1度も。
ってか、期待なんてしてないけどね!