好きって、伝えたら
あー、もうムリ!
『ちょっと…寝ていい?』
「う…うん」
再びぎゅっと抱き寄せられて、アタシの心臓の鼓動はもう…
頭の上に夕空の顔が乗っていて…
でも、どこか落ち着く。
夜、ずっと看病していてくれたのかな?
私の声ですぐ目を覚ましたってことは、浅くしか寝れてないってことだよね。
ありがとう…
ゆっくり夕空の身体に手を回してみる…
『凛時…』
「なに?」
『好き。』
「もう…いいから、ゆっくり寝てよ」
『はは、照れてる?』
「…おやすみ!!」
もう!!
すぐ調子に乗る!!